いしいしんじの やまがたりトショカン
2016年11月03日〜2017年01月09日
図書館|展覧会
概要
会期: 2016年11月3日(木・祝)~2017年1月9日(月・祝)
会場: まなびあテラス 市民ギャラリー(入場無料)
主催: まなびあテラス
企画協力: 荒井良二、東北芸術工科大学山形ビエンナーレ事務局
制作協力: NHKプラネット
協力: 株式会社FLOT、有限会社ツルヤ商店
キュレーター: 宮本武典(まなびあテラス芸術アドバイザー/東北芸術工科大学准教授)
アシスタントキュレーター: 是恒さくら(東北芸術工科大学大学院)
開館時間
まなびあテラス市民ギャラリー 9:00~18:00
休館日:第2・第4月曜日(1月9日は開館)、12月29日~1月3日
私たちの<トッテオキ>の場所や<好きな本>が、小説のなかでつながれていく、
これは「ものがたる」展覧会。
私たちの想像力の旅へと誘ってくれる文学と美術。その架け橋になる場所が山形に誕生します。
2016年11月3日「文化の日」に、サクランボで知られる東根市に開館する「まなびあテラス」は、美術館と図書館を併せ持つ文化施設。そのオープン記念展として、小説家のいしいしんじさんによる、市民参加型の展覧会「やまがたりトショカン」を開催いたします。
「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」(2016/9/3-9/25)からスタートした「いしいしんじのやまがたり」は、いしいさんが山形の人々から<トッテオキの場所>や<好きな本>を聞き、それらをつなぐように物語を書いていくプロジェクト。
いしいさんと私たちの山形物語、つまり「やまがたり」の執筆は開催期間中も続けられ、書きあがった原稿から順次、ギャラリーに貼り出されていきます。
イマジネーション溢れるいしいしんじさんの小説世界に、私たちの故郷への想いや大切な記憶が編みこまれていきます。
開催初日には、県出身の絵本作家・荒井良二さんをゲストにお招きし、いしいさんと荒井さんが、その日・その町・その場の人々の雰囲気を読み込みながら、即興で公開制作をおこなう「その場小説」を実施。
本とアートがともに紡ぐ、「まなびあテラス」のはじまりの「物語り」に、どうぞお立会いください。
いしいしんじ/小説家。1966年大阪府生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。
2000年に初の長篇『ぶらんこ乗り』刊行。おもな小説に『トリツカレ男』(2001)、『麦ふみクーツェ』(2003、坪田譲治文学賞受賞)、『プラネタリウムのふたご』(2004)、『ポーの話』(2005)、『みずうみ』(2007)、『四とそれ以上の国』(2008)、『ある一日』(2012、織田作之助賞受賞)、『港、モンテビデオ』(2015)など。『且坐喫茶』(2015)他、エッセイも多数。2015年に刊行した『悪声』で第4回河合隼雄物語賞を受賞。山形ビエンナーレ2016招待アーティスト。