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イベント情報

北川民次展

2018年04月07日〜2018年06月03日

美術館|企画展

日本とメキシコの外交関係樹立130周年を迎える今年。
日本の風土とメキシコの美術・文化を融合させた象徴的な画風を確立した
北川民次の展覧会を開催!

北川民次展覧会画像

このたびまなびあテラスでは、日本の風土とメキシコの美術・文化を融合させた象徴的な画風を確立した、北川民次の展覧会を開催します。
油彩画、水彩画、版画、水墨画、陶画など、幅広い分野の制作活動をおこなった北川の、メキシコ時代から晩年までの作品93点をどうぞご堪能ください!

■■■ 展示概要 ■■■
北川民次展
会  期 : 2018年4月7日(土)―6月3日(日)
会  場 : まなびあテラス 特別展示室、市民ギャラリーA
開館時間 : 9:00-18:00 (第2・第4月曜日休館)
主  催 : まなびあテラス
協  力 : 瀬戸市美術館
制作協力 : NHKプラネット
観覧料   :  一般 200円 (150円)          
               ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。
    ※それぞれ入館の際、学生証、運転免許証等の年齢のわかるもの、障がい者手帳をご提示ください。

【 北川民次展のみどころ 】
メキシコや瀬戸の風景を描いた油彩画、リノカット・木版・エッチング・ リトグラフなどのさまざまな技法を使った版画、 陶器に絵を描いた陶画。
愛知県瀬戸市の市民会館・図書館の壁を彩る陶壁の原画など、90点を超える作品群により 北川民次の作品の魅力を余すところなくご紹介します。
右:《瀬戸の工場》 1948年 瀬戸市美術館蔵

瀬戸の工場 1948年 瀬戸市美術館蔵

【 北川民次と山形 】
民次が美術に興味を持ったのは、1910年に早稲田退学予科に入学し、上級生で山形出身の画家、宮崎省吾らとの交友がきっかけでした。
また、1913年に米沢出身の画家、椿貞雄に会い、油絵を描き始めました。
山形ゆかりの人物との出会いが、民次の美術への道に大きく影響していました。
右:《蘭の花》 1967年 瀬戸市美術館蔵

蘭の花 1967年 瀬戸市美術館蔵

【 北川民次の交流 】
民次はメキシコ滞在中に、ディエゴ・マリア・リベラや、ホセ・クレメンテ・オロスコといった、メキシコ現代美術の確立に大きな足跡を残した作家と交流し、影響を受けます。
さらに藤田嗣治や国吉康雄、イサム・ノグチといった日本を代表する作家達が民次のもとを訪れ、交流を図りました。
メキシコや日本を代表する作家との交流により、民次は独自の画風を確立していったのです。
右:《煙突のある風景》 1937年 瀬戸市美術館蔵

煙突のある風景 1937年 瀬戸市美術館蔵


北川民次 略歴
1894、静岡県に生まれる。1913年に早稲田大学予科を中退して翌年アメリカに渡り、ニューヨークで舞台背景を制作する職人として働きながら、絵画の基礎を学ぶ。その後メキシコに移ると、トラルパムやタスコの野外美術学校で児童教育に打ち込むとともに、絵画の制作に励み、昭和11年に帰国。帰国後は愛知県瀬戸市にアトリエを構え、二科展にメキシコの人物や風俗を題材とした作品を出品した。1989年逝去。