美術館
Exhibition・Exhibition
spoken words project 本の服のスタディ
2017年06月03日〜2017年07月09日
ファストファッションがグローバル市場を席巻し、世界中の都市で皆が同じ服を買い、同じように着こなし、着捨てていく現在、〈わたしが暮らす町〉の美意識や文化を反映させたオーダーメイドの服づくりを、あえてローカルから問い直し、復権させることは可能だろうか?
本企画はそのようなローカル×ファッションの可能性を、「spoken words project」デザイナーの飛田正浩氏とともに探りながら、美術館であり図書館でもある「まなびあテラス」周辺の田園風景や人々との交わりから、様々なスポークン的〈本の服〉を試作するプロジェクトです。
雪を冠した山々を背景に桜が咲く山形の4月下旬、飛田氏の服づくりは、地元の学生や主婦らと30メートルの白い布地にパターンを手刷りする工程からはじまりました。展覧会「本の服のスタディ」は、まなびあテラスのアトリエで、9日間にわたって現地制作したテキスタイルを素材に、ブックカバー、ブックトートバッグ、本の仕事をする人のためのユニフォームなどをデザイン・縫製し、制作プロセスのドキュメントムービーとともに展示発表いたします。