ものものいきもの 富田菜摘展
2018年07月07日〜2018年08月26日
美術館|企画展
【展示概要】
富田菜摘展 ものものいきもの
2018.7.7sat―8.26sun
9:00-18:00 第2、第4月曜休館
東根市公益文化施設まなびあテラス 市民ギャラリー
観覧料:一般200円/団体150円(20名以上)
・高校生以下および18歳未満、65歳以上の方は無料
・障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料
主催:まなびあテラス
富田菜摘は、生活廃材をもとに多種多様ないきものをつくりだすアーティストです。
その魅力は、金属廃材を組み合わせた動物たちシリーズに代表されます。おサルさんをよく見てみると、耳はおたまで、目玉は自転車のベルと電球で、歯はキーボードでできています。
元 2015/28×56×84cm ミクストメディア、金属廃材
富田は街中から集めた廃材で、トカゲや鳥、魚、カメ、恐竜まで作ります。 実物大でいまにも動き出しそうな、ユーモラスな表情の動物たちに出会えることでしょう。 さらに富田は、ことばの力で作品の個性をより強めていきます。完成した動物たちは一体一体にそれぞれ名前をつけ、その生態や性格を想像させるエッセンスに。
また古新聞を貼り重ねた人物像シリーズでは、その人を象徴する新聞記事の切り抜きがちらほら。街ゆく人々の姿を象徴的にとらえ、時代を風刺するメッセージが浮かび上がってきます。
富田が選ぶ素材は、私たちの暮らしの中にある生活用品です。作家の観察力と造形技術によって生まれ変わったモノたちは、個性豊かで存在感たっぷり。動物もヒトも、そのいきいきとした姿をお楽しみください。
原田太志 2017/23×38×88cm ミクストメディア、新聞
今井新奈 2017/28×38×87cm ミクストメディア、新聞
【プロフィール】 富田菜摘 Tomita Natsumi
2009年、多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。金属廃材の動物や、新聞紙や雑誌を素材にした人物作品など、身近な素材を用いてユニークな作品を制作。佐藤美術館、新宿髙島屋Bunkamura Galleryをはじめ、シンガポール、香港など、国内外で個展を開催。また、浜田市世界こども美術館、越後妻有アートトリエンナーレなど多くのグループ展で作品を発表。町田市民病院やTVスタジオ作品設置、ミュージックビデオワーク、企業とのコラボレーション等多方面で活躍。
【富田菜摘からのメッセージ】
いつも何気なく使っているものたち。
捨てられるまでには、それぞれの役割があり、その形や色には意味がある。
誰かが使っていた自転車、壊れた電気機器、置き忘れの傘、読み終えた新聞や雑誌・・・
そういったものを集め、つなぎ合わせ、新しくいきものにしている。
近づいて、よく見ると色んな発見があるはず。作品を身近に感じ、楽しんでもらえたら嬉しいです。
さんざんまたせてごめんなさい 2008-2011 450×160×182cm(可変) ミクストメディア、新聞、雑誌
富田菜摘展 ものものいきものワークショップ
「身近な廃材でいきものを作ろう」
富田さんと一緒に、おうちにある廃材を使ってオリジナルの
いきものを作ってみましょう。
日時:7月7日(土) 14:00-16:00
開場:アトリエ、講座室 人数:16名程度
対象:小学生以上 ※小学校低学年は保護者同伴
参加費:200円(レクリエーション保険代込)
持ち物:プラスチックなどの廃材
※要予約。直接ご来館またはお電話でお申込ください。
電話番号 0237-53-0223(代表)
~巡回展~
2018.9.15sat―10.16tue 学びの杜ののいちカレード 市民展示室・オープンギャラリー
〒921-8845 石川県野々市市太平寺4-156